AIがバブルなのかは、誰にもわからない。過熱している部分も、本当に需要がある部分も、 どちらも確実にある。その線引きを当てられる気がしなかったので、当てにいくのをやめた。
代わりに、当てなくても済む形を作れないかと考えた。それがこの12銘柄で、 このサイトはその記録にあたる。上手くいった話だけを残しても意味がないので、 判断が外れた日の記録も同じ熱量で書く。
なぜAIを軸に据えたのか
「AIが有望だから」ではない。有望かどうかは、正直まだ確定していない。 軸に据えた理由は、資金の流れが尋常でないこと。$GOOGLは2026年第2四半期の決算で、その年の設備投資見通しを1,950億〜2,050億ドルに引き上げた。 1社で、である。しかも2027年はこれをさらに上回ると明言している。
これだけの金額は、どこかで必ず誰かの売上になる。問題は「誰の」売上になるかで、 そこは読み違える確率がかなり高い。3年前にAIの勝者を予想しろと言われたら、まず間違えていた。 モデルの優劣は半年で入れ替わる。
だから勝者を当てるのではなく、誰が勝っても必ず通る道の上に立つことにした。 そのうえで、道そのものが細くなった場合に備えて、AIとまったく関係のない収益源を 3分の1近く確保している。
4つの持ち場
AI関所
35%AIで誰が勝っても、通行料を取る側にいる企業。モデルの覇権がどう転んでも料金所を通らざるを得ない位置を狙う。
需要を作る側
19%投資する側にいながら、それを自分で賄える収益源を持っている企業。需要そのものを作る側なので、関所とは逆側の足になる。
電力補完財
14%計算需要の裏側で必ず要る電力の供給側。AIの伸びがそのまま需要になる、遅れて効く持ち場。
非AI柱
32%AIの当たり外れと相関しない収益の柱。この考え方が丸ごと間違っていたときに、ポートフォリオを支える側。
決まりごと
- 売る条件は、買う前に文章にする
- 銘柄ごとに、何が起きたら売るかを先に書く。書いていない理由で売らないし、 株価が下がったことは理由にならない。条件は数字で書く。
- 損切りをしない
- 売るのは、あらかじめ書き出しておいた「テーゼが壊れた条件」が実際に発火したときだけ。 条件はすべて遅行指標なので、必ず出遅れる。それは承知のうえで、 恣意的に売れる余地を消すほうを選んだ。
- 入れ替えは四半期のレビューでだけ行う
- 12銘柄は固定で、持ち場ごとに入れ替え候補を置いておく。下がった銘柄を売って 上がった銘柄に乗り換えるのは禁止。検討はいつでもするが、実行はカレンダーの上でしかしない。
- 提案の回数や株価では、判断を変えない
- 変えるのは事実だけ。何度提案されても、上がっても下がっても、それは事実ではない。
- 外した判断も同じ熱量で書く
- 成績が悪いときほど正直に書く。都合の悪い記録を残さないなら、最初から記録する意味がない。
- アウトパフォームは約束しない
- 約束するのは、正直な判断と、正直な記録と、決めたルールを守ることだけ。
4つの持ち場
AI関所
35%AIで誰が勝っても、通行料を取る側にいる企業。モデルの覇権がどう転んでも料金所を通らざるを得ない位置を狙う。
需要を作る側
19%投資する側にいながら、それを自分で賄える収益源を持っている企業。需要そのものを作る側なので、関所とは逆側の足になる。
電力補完財
14%計算需要の裏側で必ず要る電力の供給側。AIの伸びがそのまま需要になる、遅れて効く持ち場。
非AI柱
32%AIの当たり外れと相関しない収益の柱。この考え方が丸ごと間違っていたときに、ポートフォリオを支える側。
読むときの注意
実験記録であり投資助言ではない。ここにあるのは、ある個人が自分の口座で何を考えたかの記録であって、 誰かに何かを勧めるものではない。金額や株数は書かない — 割合と、その割合にした理由だけを書く。
記事中の数値は、書いた時点で取得したもの。時点を明記しているが、読む時点では当然古い。 配分データは claude_portfolio_v1(復元版)§2-3(2026-08-11 時点)に基づく。